今日から始める食養生【体を整える】

食養生始め

この記事で解決できるお悩み

・体にあった食事がしたい
・季節に合わせた食事がしたい
・食養生始めたいけど、何をすれば良い?

このような悩みを解決できる記事を作成しました。

漢方専門薬局で店長をしながら、漢方や健康相談をしています。

本記事では食養生を知らない人でも、食養生が理解できる内容です。

食養生の始たい人や、体に嬉しい食事をしたい人にオススメ。

以下の流れで食養生のポイントを解説しますね。

目次

食養生とは

食養生
・食べ物で体の調子を整える
・食べ物で体の足りないものを補い、不要を排除する

食養生とは、食事によって体の調子を整え、健やかな状態を維持していくことです。

食事は体を作る源。
体は普段の食事から成り立ちます。

体を整えるためには、季節と体質にあった食事が必須です。

体に必要な食材が分かれば、健やかに過ごせます。

季節に合った食材と体質に合う食材は知っておきましょう。

食養生のポイント

食事の基本

食材の選び方のポイントをご紹介します。

食養生のポイント
・季節に合わせて選ぶ
・体質に合わせて選ぶ
・野菜を食べる

順に解説します。

季節に合わせて選ぶ

食養生の基本は、旬の食べ物を食べること。
なぜなら、旬の食べ物は季節で起きる不調を解消する力があるからです。

例えば夏は暑く、体に熱がこもりやすくなります。
体の熱を解消できる食べ物は、夏に旬迎える野菜です。
夏に旬を迎える野菜は、トマトやなす、ゴーヤなど。

旬を食べて季節の不調を対策しましょう。

季節に合わせた食養生の解説はこちらから。

体質に合わせて選ぶ

体質に合わせて食材を選ぶことも大切です。

胃が弱い体質なら、胃を補ってくれる「豆類や芋類」がオススメ。
冷えが強い体質でなら、体を温める食べ物を食べるといった具合です。

体質に合わせた食養生の詳しい内容はこちらから。

野菜を食べる

野菜

野菜を毎日食べることが大切です。

昔から「玄米菜食」と言われるように野菜が重要視されてきました。

もちろん肉由来のタンパク質や脂質は最低限必要ですが、現代人は野菜が不足しやすい傾向です。
体を整えるためには野菜は必須ですね。

基本は「旬の野菜を食べる」で大丈夫です。

野菜不足になりがちなので要注意。

旬の野菜を楽に食べるなら野菜宅配がオススメ。
下の記事で紹介しています。

季節の食事

ここからは、季節ごとの食養生を解説します

春(2〜4月)

春は「肝(かん)」が弱まる季節と言われます。
「肝」が弱ると体の不調が現れます。

「肝」は主に血流や自律神経を司ります。
「肝」が弱ると、イライラや不安などの不調が出現。

「肝」が弱ることで、春特有の不調が出ます。

春に起きやすい不調
・乾燥
・イライラ
・落ち込み
・お腹の張りなど

食べ物で「肝」を補うことで対策ができます。
肝を補う食べ物は緑色の食べ物や酸味がある柑橘類、苦味がある食べ物です。

肝を補う食べ物の例
菜の花、白菜、にら、小松菜、いちご、ブロッコリー、キャベツ、レタス、柑橘類など

梅雨

梅雨は高い湿度で、体に「湿」が溜まります。

体に「湿」が溜まると、体がだるく重くなったり、胃腸が弱ります。

梅雨に起きやすい不調
・体が重だるい
・胃腸が弱る、食欲不振など

梅雨の不調が続けば、夏バテしやすい体になるので要対策。

胃腸は「湿」に弱い。胃腸が弱い人は特に注意です。

体の除湿ができる食べ物と胃腸に優しい食べ物がオススメです。

梅雨にオススメの食べ物の例
豆類、とうもろこし、もやし、芋類、小豆、キノコ類、さくらんぼ、ミョウガ、鶏肉など

夏(5〜7月)

夏は体に余分な熱が溜まり、「心(しん)」が弱る季節です。

「心」は主に感情を司ります。

夏に起きやすい不調
・イライラ
・食欲不振
・火照り
・眠れない

体の余分な熱を冷ます食べ物や「心」を補う食べ物がオススメです。

余分な熱を冷ます食べ物の例
ゴーヤ、トマト、きゅうり、なす、バナナ、スイカ、豆腐など

夏野菜には、熱を冷ます力があります。
旬の野菜を美味しく食べてください。

「心」を補う食べ物の例
卵、ピーマン、ゴーヤ、シナモン、梅、ミョウガ、アスパラガス、緑茶など

秋(8月〜10月)

秋は、夏の疲れが蓄積。乾燥が強くなる季節です。

秋に起きやすい不調
・疲労
・咳、喘息
・肌の乾燥
・風邪など

夏の疲れには滋養のある食べ物。
乾燥には潤いをくれる食べ物がオススメ。

滋養のある食べ物の例
うなぎ、ナツメ、くり、山芋、さつまいも、ジャガイモ、豚肉、牛肉など
潤いをくれる食べ物
梨、なす、かぶ、しめじ、れんこん、豆腐、ハチミツ、牛乳、ねぎなど

夏の疲れを癒して、乾燥から体を守りましょう。

冬(11月〜1月)

冬は体の冷えが強くなる季節。「腎(じん)」が弱る季節です。

「腎」は生命力の源。
「腎」が弱ると筋力や体力、骨量が低下すると言われています。

体の冷えには、温める食べもの。
「腎」の弱りには、「腎」を補う食べ物がオススメです。

体を温める食べ物の例
にら、ねぎ、かぶ、まいたけ、生姜、えび、ピーマン、かぼちゃ、黒砂糖、人参、みかんなど

冬に旬を迎える野菜は体を温める傾向です。

冬の食事は加熱が基本です。加熱すれば体を冷やす力が弱まります。

「腎」を補う食べ物は黒い食べ物が多いですね。

「腎」を補う食べ物の例
黒豆、黒ゴマ、黒キクラゲ、ひじき、牛肉、のり、牡蠣など

「腎」を補う=老化防止ともいわれますよ。

体質に合わせた食養生

個人の食事

体質に合わせた食養生をご紹介。
「気虚(ききょ)」と「血虚(けっきょ)」について解説します。

気虚の特徴
・元気が出ない
・汗をかきやすい
・人と話すと疲れる
・食が細い、胃腸が弱い

基本的にパワーが少ないのが気虚の特徴です。

血虚の特徴
・肌が青白い
・睡眠が浅い
・気持ちが安定しない
・冷えっぽい
・肌や髪が乾燥

血虚は「血(けつ)」が不足しています。
睡眠が良くなかったり、潤いが足りず乾燥した見た目です。

では、気虚と血虚にオススメの食材をご紹介します。

気虚

パワー不足で、胃腸が弱い気虚の人は、
胃腸に優しい食べ物と滋養の食べ物を積極的に食べましょう。

気虚にオススメの食べ物の例
豆類、とうもろこし、かぼちゃ、キノコ類、キャベツ、芋類、米、うなぎ、鶏肉、豚肉など

黄色い食べ物は胃腸に優しい食べ物です。

胃腸を強くするなら下の記事で解説しました。

血虚

「血」が不足して、栄養と潤いが不足してる血虚の人は、
「血」を補う食べ物を積極的に食べましょう。

血虚にオススメの食べ物
人参、ナツメ、小松菜、ほうれん草、黒豆、黒ゴマ、ぶどう、レバー、豚肉など

赤と黒の食べ物は血を補うのでオススメです。

まとめ

食養生のポイントを解説しました。

食養生のポイント
・季節に合わせて選ぶ
・体質に合わせて選ぶ
・野菜を選ぶ

基本は「季節の食べ物を食べる」で大丈夫です。
野菜が不足しがちなので、野菜は積極的に食べるように。

季節の野菜を楽に食べるなら野菜宅配がオススメです。
下の記事で紹介しています。

また、気虚の人は胃腸に優しい食べ物を食べる。
血虚の人は「血」を補う食べ物を食べるとより良いです。

ぜひ今日から食養生を始めてみてください。

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この記事を書いた人

漢方専門薬局の店長。毎日健康相談、漢方相談をしています。Twitterフォロワー6000人。

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