【夏の疲れ・乾燥】9月の不調を改善する食養生【漢方薬剤師が解説】

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この記事で解決できるお悩み

・9月は何を食べれば体に良い?
・秋口の乾燥が気になる
・夏の疲れがとれない

このようなお悩みを解決できる記事を作りました。

9月は夏の疲れや体の乾燥の悩みが増える季節。対処法が分からない人も多いと思います。

実はこれらの悩みは食べ物で対応できるのです。

今回は、夏の疲れや体の乾燥を食事で解決する方法を解説しました。

漢方薬局の店長をしながら、毎日健康相談を受けています。

夏の疲れや体の乾燥を食べ物で改善したい人にオススメの記事です。


目次

9月の食養生のポイント

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9月の食養生のポイントは以下の通りです。

9月の食養生のポイント
・夏に蓄積した疲れをとる
・乾燥を防ぐ

夏に蓄積した疲れをとる

夏の疲れ残ってませんか?

疲れが残っている人には「滋養」できる食べ物をご紹介します。

特に夏の暑さとエアコンの冷えで胃腸が弱ってる人は改善必須です。

胃腸の弱りは元気が出ない原因です。

「滋養」できる食べ物で疲れとって、胃腸を元気に秋を迎えてください。

>>「滋養」できる食べ物はこちらで解説

乾燥を防ぐ

秋になると空気が乾燥します。空気が乾燥すると体も乾燥しますよね。

特に「肺」は乾燥に弱いと言われています。

・肌の乾燥
・咳

これらが気になる人は、体が潤う食べ物を積極的に食べましょう。

>>体が潤う食べ物はこちらで解説

注意点

食べ物は偏りがないように心がけてください。なぜなら、栄養と食べ物の効果が偏るからです。
野菜をバランス良く食べれない・選べない人は「野菜宅配」をオススメしています。
自動で旬の野菜が届くのですごく楽です。私も利用しています。

>>こちらで野菜宅配の解説記事を書きました。

漢方養生指導士のロン毛メガネさんも「栄養のバランスが大事」と言われています。

夏の疲れをとる食べ物

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夏の疲れがとれない人は「滋養」できる食べ物が必要です。

滋養できる食べ物
・さつまいも
・うなぎ
・ナツメ
・鮭
・豚肉
・大豆

上記の食べ物がオススメです。

また、胃腸が弱っている人は自然な甘みを食べるようにしましょう。自然の甘みは胃腸の働きを高めて、パワーを補ってくれます。

例えば↓

・イモ類
・くり
・豆類

人参など

注意点としては、自然な甘みとは反対にケーキなどの甘いお菓子は胃腸が弱ること。

なぜなら、強い甘みがあるお菓子は「湿」(水気)を生むからです。

「湿」は胃腸の動きが悪くなる原因。

強い甘みや不自然な甘みを避けて、自然な甘みを食べましょう。

ここからは、オススメの食べ物を深掘りします。

さつまいも

さつまいもは「気を補う」食べ物。胃腸を助けて、エネルギー補給ができます。

食欲がない人や元気が出ない人はオススメです。

食物繊維が豊富なので、腸内環境にも良いですね。

甘みが欲しい時はさつまいもでエネルギー補給

うなぎ

うなぎは滋養効果が高い食べ物。食欲がない、元気が出ない人にオススメです。

タンパク質・脂質・ビタミンAが豊富なので、少量で栄養補給ができます。

ナツメ

ナツメは「気血」を補います。夏は気血が消耗し、疲労する季節なのでナツメはぴったりですね。

特に乾燥する、元気が出ない、胃の調子が悪い人にオススメです。

体を温める作用もありますよ。

↓こちらのナツメチップスは手軽に食べれるので、おやつにオススメです。おやつなので手軽なのがいいですね。

鮭は胃腸を温めて体力を回復します。

体の余分な水を出してくれるので、浮腫む人などにもオススメ。

火を通して食べると、温める効果が増します。体をより温めたい人は火を通して食べると良いでしょう。

生で食べるより、蒸したりすると良いです。

美味しそうな鮭のレシピがありました。参考にしてみてください。

豚肉

豚肉はエネルギーを補う食べ物で、ビタミンB1が多く含まれています。

ビタミンB1は疲労回復のビタミンと言われます。

体を潤す作用があるので、汗で乾燥した体に水分が補給できます。

1つ注意点を挙げると、脂身には注意してください。脂身は胃に負担がかかるので、脂が少ない「ひれ」「もも」などの部位が良いでしょう。

大豆

大豆は「気」を補い、胃腸の調子を整えます。

水分代謝をよくするため、浮腫にも良いですね。

大豆は消化しにくいので、よく噛んで食べてください。

大豆の中でも納豆は消化に良い食べ物と言われています。

まずは納豆から始てみましょう。

乾燥対策できる食べ物

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ここからは乾燥対策です。

・肌の乾燥が気になる人
・喉が乾燥して咳が気になる人

上記のような人オススメの内容です。

体が潤う食べ物
・里芋
・人参
・豆腐
・落花生
・梨
・れんこん

里芋

体の水分の偏りを無くす食べ物。乾燥は潤し、水が溜まれば水はけを良くします。

胃腸の働きも整えてくれるので、9月にはぴったりです。

キッコーマンの里芋レシピ美味しそうでした。参考にしてみてください。

豆腐

豆腐は体の熱をとって、潤いを与えてくれます。

夏に汗をかきすぎて潤いがなくなった人にオススメです。口が乾くような症状にも適しています。

冷やす作用があるので冷え性の人は温めて食べましょう。湯豆腐や味噌汁などですかね。

人参

人参は「血」を補います。血が増えることで体に潤いが生まれます。

ベータカロテンが多く含まれており、抗酸化作用が強いとも言われていますよ。

落花生

落花生は体を潤したり、エネルギー補給ができる食べ物です。

便秘や咳が気になる人にオススメ。

ナッツ類は食物繊維が豊富、満腹感があっていいんですよね。健康にも良い。私は家に常備しています。

こだわりはないのですが、食塩無添加のものを選んで家に置いています。

梨の写真

体の熱を冷まして潤いを与えてくれます。豆腐と同じような効果ですね。

水分補給の代わりとしても有効です。冷やす作用があるので食べ過ぎには注意しましょう。

れんこん

れんこんは喉の渇きや肌の乾燥を潤してくれます。

生食は体を冷やすので、加熱して食べるのがオススメです。

AJINOMOTOのサイトのレシピ美味しそうですよ。

結論:9月は疲れと乾燥に注意

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9月の食養生のポイントを解説しました。

9月の食養生のポイント
・夏の疲れをとる
・乾燥を防ぐ

今回紹介したオススメの食べ物を取り入れながら、体調に合わせて養生しましょう。

食養生は食べ物の偏りがないことが重要なので、今回オススメした食べ物ばかりにせず、バランス良くしましょう。

ちなみに、「野菜がバランスよく食べれない」という人には野菜宅配をオススメしています。

↓野菜宅配を解説した記事はこちらから

スーパーで野菜を選ぶ手間が省けるので助かっています。ズボラの強い味方ですね。

食養生を網羅的に勉強したい人はこちらの記事を参考にしてください。

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この記事を書いた人

漢方専門薬局の店長。毎日健康相談、漢方相談をしています。Twitterフォロワー6000人。

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